日本語の新聞や論文やブログのデータベースの中から、単語が実際にどのように使われているのか調べることができます。日本人がよく使っているのか、あまり使わないのか調べることができます。
- 似ている意味のことばがどう違うのか分かります。
- どんなことばと一緒に使われることが多いのか調べられます。
- 助詞(が、を、に、で、から、より、て、へ)のどれと一緒に使うのか分かります。
- 論文でよく使う書きことばなのか、ブログに出てくる日常生活のことばなのか、調べられます。
How to...
辞書を調べても分からないときに「なつめ」を使ってみましょう。
「学ぶ」と「習う」はどう違うのでしょうか。
「法律を習う」は使うのでしょうか。
「大学に学ぶ」と日本語の本に書いてありますが、「大学で学ぶ」が正しいのではないでしょうか。

「学ぶ」と入れてみます。
「Verbal(動詞)」を選び、「Search」をクリックすると、

よく使われている語が、上から順番に並びます。
ピンク色が太いものが、よく使われていることばです。
「~を学ぶ」は、「法律を学ぶ」、「演技を学ぶ」、「医学を学ぶ」が多いと分かります。
「学生が」「大学で」「学校で」も一緒に使われることが多いです。
「~に学ぶ」は、「○○○氏に学ぶ」など、人の名前がいちばん多く使われます。
つぎは、「大学に学ぶ」です。
では、「習う」はどうでしょうか?

「~を習う」は、「ピアノを習う」、「バレエを習う」、「ヴァイオリンを習う」が多いと分かります。
音楽や踊り、スポーツなど、体を動かすことでよく使われるのですね。
単語をクリックすると、下に、ジャンル別の頻度が表れます。
「ピアノを習う」は「新聞」や「書籍(本)」でよく使われています。
論文などの書きことばにはほとんど使いません。

このほかにも、複数の語を比べたり、言語学の統計方法で調べたりすることができます。
作文だけでなく、日本語を教えていて使い方がわからなくて困ったときや、日本語の研究にも役に立ちます。
このコンテンツは、東京工業大学留学生センター仁科研究室グループが開発している
日本語学習支援システムの一部です。