日本語を勉強するのに教科書を使っていますか?
何か不便さを感じたことがありませんか?
初めて日本語を学習し始める際、学習者全員とは言わないまでも、
多くの学習者は一般的な教科書を使っています。
そのような教科書には、
いろいろな場面会話(例えば、「銀行へ行く」、「郵便局へ行く」など)で
使われる語彙リストもあり、
こういったものは初級学習者には便利なレファレンスでしょう。
しかし、日本語を勉強し始めた頃、
教科書で習った日本語で日本人の友達に話しかけたりしたときに、
普段学習しているものと、日々の会話で聞こえてくるものとの違いに気付き、
がっかり感を味わう人も少なくないのではないでしょうか。
どうして「私は・・・」ってみんな話さないんだろう?
それに昨日友達に会ったとき「お元気ですか」って聞いたら、
「元気だよ!元気?」って答えてたなぁ・・・。
一体「ですか」はどこへ行ったんだろう。
それから僕が「昼ごはんを食べましたか」と聞いたら、
彼らはちょっとクスッと笑って
「飯(めし)、食おう!」とかなんとか言ったと思うんだけど、理解できなかった…
このようなことって、ありますか?
郵便局へ行って、ていねいな日本語で切手を買うことはできるかもしれませんが、
友達がお昼ご飯に誘ってくれているのは理解できません。
もちろん、日本語のていねいさの度合いに気付くのは大切なことだし、
日本社会の一員として、きちんと受け入れられたいなら、
「ます形」や敬語をある程度使えるようになっているほうがいいですよね。
おそらく、ほとんどの学習者は、
もっと日本人と親しく個人的に上手につきあっていきたいと思っているでしょう。
しかし、ほとんどの教科書は、丁寧な表現をどっさり学習するところから始まります。
日本語をちょっと別のアプローチで学んでみたいと思うなら、
Tae Kim’s Guide to Learning Japanese(紹介記事)を読んでみませんか。
たくさんの日本語学習者が、
ポジティブなコメントをオンラインコミュニティーで話しているので、
すでに知っているかもしれませんね。
サイト管理者であるTae Kimさんは、
一般的な教科書や表現集とは少し違った学習の観点を
このサイトで提供することを目的としています。
Japanese Grammar Guideは、日本語の例文を
できるだけ細かい単位で区切り、そのひとつひとつに英語訳を付けるすることで、
違った見方ができるようにしています。
つまり、
誰が誰に話しているのか、主語もはっきりさせながら説明しているので、
話している内容が正確に伝わっていきます。
これは学習者が楽に”日本語で考えられる”ようになる助けにもなります。
その国の言語で考え始めるということ、
そしてまた、
学習の早い段階からこのように考えるということをすすめるのは、
その言語をマスターするためのステップになるのかもしれません。
Tae Kim's Grammar Guideは、こういう考え方で学習者の手伝いをしています。
またTae Kimは、「ていねい語」より先に普通体・普通形、辞書形を先に紹介しています。
これは、よくある日本語の教科書のアプローチとは違っています。
これが母語話者が自分の国の言語を学んでいく方法であり、
流暢に話せるように奮闘する人にとっての
一番のアプローチということではないでしょうか。
とにかく、自分が望んでいるほどに進歩をしていないと感じている学習者にとって、
違ったアプローチはときには驚くほどよい結果を収めることもあるでしょう。
Tae Kim's guideは、単に違ったアプローチを提供するというのではなく、
かなり明確な例文とともに、分かりやすく(ときには楽しい)説明しています。
これは素晴らしいサイトです。なんとコンテンツは全て無料!ですよ。
サイトのトップページからこの文法のコンテンツへ行くには、
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